鼎談「キャラクターをデザインするっ」の感想っ(その2)

2019/09/21に京都国際マンガミュージアムで開催された 鼎談「キャラクターをデザインするっ」の感想。ライブドローイング編。
theta.hatenadiary.com
で書いたメモを引用しつつ自分の感想をメモ。

締め切りについて
賀茂川:昔は守ってた、最近はダメになってきた。
名倉:昔は細かく言ってた、最近はOKのものが上がってくる。

賀茂川先生は仕事が忙しくなってきている様子。イラストレーターは仕事が増えてくると、それ以前のようなペースでは仕事がこなせなくなってスピードアップが必要になる、という話を昔聞いたことがあるんですが、大変なようです。
一方で、名倉さんからの依頼は、以心伝心で伝わっているようです。司会の方が、賀茂川さんと名倉さんは大変仲が良い、といっていましたが、こういう結果に繋がるのですね。

今回の絵のテーマ
(たたみもち先生の烏丸みゆがプロジェクタに映し出されている)
→巫女服の烏丸みゆを描くことに。

先ず、絵のテーマを決めます。たたみもち先生の絵が巫女装束の烏丸みゆだったので、同じテーマの絵を描くことになりました。
このあたりは さくっと決まってました。

雑談

司会の人と名倉さんが雑談している横で構図を決めて行く賀茂川先生。

雑談;
京ガールデイズ、太秦荘ダイアリー、作者さんのパラレルワールドで、どこまで広げてもらえるか。

賀茂川先生、元々はポスターの絵だったのが 小説化されて、世界観が広がっていっている点に言及。最初に絵を描いた時点で色々設定を考えたのが、別の人によってどんどん追加されていくことを楽しんでおられるようでした。
設定がどんどん追加されていくのは、「初音ミクのネギ」みたいで面白い(事前に許可を得て二次創作しているか、客が誰の許可も得ずに二次創作するかの違いはありますけど)。

(顔を先に書いていることを指摘されて)凛とさせたい。顔を先に書いて、イメージ。
名倉氏のツッコミ
(絵の榊の部分を動かしたことを指摘されて)
賀茂川:榊、顔にかかってる方がカッコいいと思ったので修正した。
名倉:榊がそんなに大きいのがリアルなのか?(その場で画像検索、加茂川氏も画面を見る)
賀茂川:おっきいので行きましょ今回は。

賀茂川さんがイラストを描いてる両脇で司会の方と名倉氏が 間を持たせる雑談的なことをしているのですが、名倉氏は絵の進行をチェックしていて、何かあると すぐに突っ込みを入れます。普段の仕事のやりとりもこんな感じなんでしょうか。
(感想つづく)