会社の帰り道

 会社の帰り道、のどが渇いたので出町柳付近の自動販売機でアクエリアス500mlなんぞを買い求め、自販機の前に自転車を止めてごくごくと飲んでいた。すると、すぐそばの飲み屋からおばちゃんが出てきて のれんをしまい始めた。もう看板なんだな、と思っていると、話しかけられた。


 おばちゃん:それ、しょっぱい?
 わ た し:は? ……いえ、甘いですよ?!
 おばちゃん:私、それ飲んだ事ないんやけど、ポカリスエットみたいなもん?
 わ た し:いえ、あれほどくせはないですがー
 おばちゃん:わたし、甘いの好きやからいつもこれ飲んでるねん。


 といって自販機のファンタグレープのカンを指さす。


 わ た し:こんなに甘ったるくないですよー


 そこへ、第二のおばちゃんが現れた。おそらくおばちゃん1の母上であろう。


 おばちゃん2:あら、なにしてんの?
 おばちゃん1:わたし、これ(アクエリアス)飲んだ事無いし、今飲んだはるから味きいてんねん。
 おばちゃん2:そーかー
 おばちゃん1:飲んだはるのにじゃましてすいませんなあ。
 わ た し:いえいえ〜


 私は、とっとと逃げる事にした。


 あーびっくりした(笑)。


 ・・・・・・しかし、なんかまずいことしたかな?