これから読む本『ヒトは食べられて進化した』

何年か前。学生時代の友人、がいな君の家に遊びに行ったときのこと。
当時、「ピクミン」というゲームのCMのテーマ曲が有線放送でよくかかっていた。コンビニなんかに行くと、結構な頻度で この曲が流れてくる。

引っこ抜かれて、あなただけについて行く
今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる

http://www.inside-games.jp/archive/news/200111/20011107pikmin.html

「食べられる」なんて死に方、通常あり得ないよなあ……とか思っていると、がいな君は僕の心を見透かしたかのようにこう言った「俺この歌すきやねん。ええわぁ」。
仕事が忙しいようだったので、きっと、仕事に追われるサラリーマン生活を代弁しているように思えたのかもしれない。
当時から電波系?とかいわれていた歌ですが、非常に印象深い歌ではあります。
聞いていてぞわぞわするというか、居心地の悪い気分がするのは何故かと考えてみたんですが、やっぱし食べられて死ぬのは嫌だろう、というprimitiveな感情というかある種の本能が原因にあるような気がする。人類はアフリカで発祥したというが、原始時代の記憶が遺伝子に刻み込まれているのだろうか。と言ったことを思ったあとすっかり忘れていたのだが、図書館で偶然この本を発見。

ヒトは食べられて進化した

ヒトは食べられて進化した

斜め読みした限りでは、この本は、「過酷な自然環境で飢えに苦しみながら細々と生きながらえてきたとかつては考えられていた狩猟採取時代の人類は、実は集団で狩りを行い豊かな食物と余暇に恵まれた存在だった」とする主張に異を唱えるもの、らしい。
穴の開いた人骨化石等を元に、人類が如何に食われまくってきたかを通じて古代人類の謎に迫る、といた感じのようなので、これから読むのが楽しみです。

参考;
愛のうた?ピクミンのテーマ