Windows 95 や 98 には、OpenGLで作られた3D迷路のスクリーンセーバーがありました。
現在のWindows 10では、このスクリーンセーバーは入っていません。何とかして3D迷路スクリーンセーバーを実行できないか調べたのでメモします。
導入編
3DLabsからビデオカードのドライバを入手する
3DLabsのwebサイト。古いドライバ類がdownloadできます。
3dlabs.com
まず、上記サイトで左側の「Drivers」をクリック。
Oxygen VX1 のWindows XP用ドライバを入手します。「1. Select Your Product:」でOxygen VX1 を選び、「2. Select Your Operating System:」でWindows XPを選んで、[Search] ボタンをクリックします。
すると複数のドライバが見つかります。最新版は w2k2160849.exe というファイルです。[Download]をクリックしてファイルを入手します。
Explzhの32bit版を入手する
Explzhは pon software が開発した圧縮・解凍ソフトです。個人利用の場合は、お金を払わなくても使えます。
www.ponsoftware.com
32bit版をダウンロードしてインストールします。もし既に64bit版を使ってる場合は、いったんアンインストールして32bit版に入れ替えてください。
Explzhでファイルを解凍
Explzh 32bit版を起動し、w2k2160849.exe をウインドウ内にドラッグ&ドロップします。
ファイルのリストが表示されるので、全てのファイルを選択して 適当なフォルダにドラッグ&ドロップしてコピーします。ブロックするか解除するか聞かれた場合は、[ブロック解除]します。
コピー先のフォルダを開くと、data1.cab というファイルがあります。これを Explzh に ドラッグ&ドロップします。
ファイルのリストが表示されます。x86 というフォルダがあるので、これを適当なフォルダにドラッグ&ドロップしてコピーします。
コピー先のフォルダを開くと、3dlabsmz.scr というファイルがあります。これが3D迷路のスクリーンセーバー実行ファイルです。右クリックして「インストール」を選ぶとインストール完了です。
プレビューボタンで実行します
はい、実行できました!
解説編
何やってるのこれ?
3DLabs社は、むかしビデオカードを作っていた会社で、OpenGLの策定にも関わっていました。ドライバに3D迷路のスクリーンセーバーを同梱していたので、それを使ったというわけです。
ちなみに、私はOxygen VX1 というビデオカードを昔 使っていたので、このことを覚えていました。
Windows 95/98から ぶっこぬくのとどう違うの?
Windows 95/98にも3D迷路のスクリーンセーバーは入っていますが、Win 95/98版は、画面解像度がVGA(640x480ドット)固定になっています。3DLabs社版は、このような制限はありません。なので、こちらの方が綺麗です。
data1.cab をドラッグ&ドロップすると破損してるとか表示される
Explzhの64bit版を使っていると、cabファイルの解凍で失敗します。32bit版で試してみてください。