アンチ・マジカル

読了。妙ちくりんな小説だった。
どうも「ウォッチメン」のパクリ(?)小説らしいんですが、主人公はアメコミのスーパーヒーローではなく国産魔法少女。でもって、魔法少女が禁止された世の中で警察に追われる立場の魔法少女がある事件の謎を追っていく……という筋書き。世界観はアメコミのそれなので、犯罪者はしっかり警察に捕まります。
国産のスーパーヒーロー/ヒロインものって、悪人を警察に引き渡したりしないわけですが(往々にして私刑執行したりする)、アメコミだと犯人を捕まえたら警察に後を任せたりします。
その辺の世界観の違いが竹に木を接いだような印象に繋がってるのかなと。
あと、ストーリーの展開が、PCゲームのような印象を受けました。
グロテスクな描写もあって、kshmirのイラストと合ってない気がするのも違和感の一因かも。

アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫)

アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫)