近所の店

k君を誘って夕ご飯に行こうとしたが、自転車が壊れているのを思い出して急遽うちの近所のお店「DD」へ。
k君は今日、自転車でどこかに行っていたらしい。あまり走っていないというので何キロくらい走ったのか聞いてみたら40キロという。40キロは充分長いのではないかと云うと、thetaが通勤で走っている距離の高々●倍ではないか、たいしたことはない距離だと主張する。この距離が長いかどうかは見解の相違であり、こういった場合にk君は絶対に絶対に、絶対に折れないので気づかれぬよう話をそらす。
あと、カーブが曲がりきれないことがあるとか逝っていた。
自転車でカーブを曲がるときは、カーブ突入前にブレーキをかけて、減速後にハンドルを切り、車体を傾けて道を曲がるという運転方法をとるのが普通だ。k君は、減速が十分でないままカーブにさしかかると曲がれないという。では減速を充分に行えば良いではないかというと、ブレーキをかける時間をのばすとブレーキングの直進走行距離が長くなりすぎて曲がり始めるのが遅くなりカーブが曲がれないという。
それならスピードを落とせば良いではないかというと、坂道ではスピードが出すぎる等という。そこで、それはスピードを出し過ぎなのではないかと言うと、●●●さんは自分よりもっとスピードを出すから出し過ぎではないなどと、技量も車体性能も異なる例を引き合いに出してスピードは出し過ぎではないと自分を弁護した。
そこで、下り坂では安全を考えてブレーキをかけてゆっくり下ればよいのではないかというと、それなら路面に砂が散らばっているような場合には 自転車から降りて歩かねばならないなどと極端なことを云う。それに、コース(道路事情)が分かっていないと、どこまでスピードを出して良いか分からないとも言う。コースが分からないのにスピードを出す神経が私には分からない。
ゆっくり走れば良いだけなのに、君は難しく考えすぎではないかというと、いや、これは難しい話なんですよと云い、なにやが口の中で技術用語をモゴモゴと喋ったが私には良く聞き取れなかった。
自分の技量をわきまえずにスピードを出しすぎるからそうなる、と云う言葉が喉まで出かかったが言わないでおいた。一度事故れば気づくだろうと自分を慰めた。