博士と狂人

単行本持ってたんですが、読んでる途中でどっかに行っちゃったんで(よくやります(汗))読んでなかったんですが、文庫落ちしてたので買い直し。

博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF)

博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF)

さくっと読めました。
これは、オックスフォード英語大辞典(OED; Oxford English Dictionary)という、英語の語彙が全部*1載ってる、全12巻、総ページ数1万6570ページ、収録語数41万4825語、用例182万7306…もあるような英語辞書の制作に関するお話。全ての英単語が載っていて、初出の文献が引用されていて、あらゆる意味の用例も引用されているんだそうです。全部出すのに80年掛かったとか。本書は、その辞書の制作に携わった二人の人物にスポットライトを当て、辞書制作の大変さを垣間見せてくれます。
OEDの偉大さと尊大さを思い知らされた感じ。買ってみようかなOED。

*1:じつは "bondmaid" という単語だけが載っていない