野菜炒め定食

近所の定食屋で野菜炒め定食。
TVを見ていると、やっていたのが「大改造!!劇的ビフォーアフター」。舞台が“神社の社務所を無理矢理に住居に改造した「つぎはぎだらけの家」を劇的に大改造!”というものだが、今回の案件は私が以前住んでいた町で、しかも神社というのが実家から500mくらいの所だった。小中学校の校区は同じ。
番組ではのどかな田園風景が広がるこの穏やかな里に……と紹介されていた。一応走ってるのは電車だし駅だって5個もあるし急行も止まるんですけど、まあ嘘は言ってないけどな。
カメラをちょっと降ると住宅街が映るのにうまい具合に撮影するので田んぼしか映ってないという撮り方で田舎を演出していた。神社の西側を写してしまうと高架バイパスの林立する橋脚群がそびえ立っているので、東から西向きにとるときは建物に近寄ってアップでうまく隠してたし。
といっても、この神社があるのは広大な田んぼのど真ん中、町と町の境目付近で人口密度が低く、昔からあるY村からも少し離れているという所で、神社だから木も茂ってるし確かに田舎感はあるのだが、それにしても非常に不当な扱いを受けたような気がしてならない。

依頼主は、阪神淡路大震災で被災して無一文で逃げてきた人らしい。番組の最後の方で“最初は水道もなかった”と言っていたが、前述のような所にある物件なので、水道は無いだろうなあ。道路だって昔は舗装されてなかったし(っていうか農道だし)。多分今回の依頼主は無茶苦茶苦労をされたのだと思う。何しろ乳児がいるのに井戸水ですから*1。いろいろ考えさせられる番組であった。

*1:町の水道だって8割方井戸から取水してるけど、水道の蛇口をひねって水が出るのと井戸しかないのとでは雲泥の差