コミケ3日目

買い回ったスペースで印象に残っていた所は以下の通り。

  • ONIGIRI。フランス人がやってるサークル。何号も出している既刊本を手に取ってみると、絵はうまいがフランス語ばかりで読めない。新刊は日本語・仏語併記だったので購入。内容はオリジナル魔法少女もの。最後まで読んだら「A SUIVRE...続く」となっていて話が終わってない。オリジナル創作同人で面白い作品にはなかなか巡り会えないので、次回からも注目していきたい。
  • 暗黒通信団。著者のシンキロウ氏が大汗をかいてテンション上がりっぱなしの状態でお客さんと大声で会話していた。話によると、むかし同人誌用にISBN番号を取得したところ5桁の番号が取れたのだが今は番号が枯渇してしまって6桁とか7桁の番号しか取れない。なので番号を無駄にしないよう義務感に駆られて同人誌を出しているんだとか。買ったのは新刊4冊セットで800円。旅行記本などの普通の本の他、物理定数の擬人化(擬娘化)本や、東大ロースクールの学生が 学部では入試の成績を教えてもらっていると聞いて それなら大学院生の自分も教えて貰えるだろうと入試の成績の開示を大学当局に求めたところ開示されなかった、理由を読んだが納得できず 良く読むと「文句があるなら異議申し立てか訴訟をやれと書いてあった」ので法律上の手段を駆使して色々やってみたという記録本(ISBN:9784873100340←あと2〜3ヶ月したらAmazonで買えるらしい)など。他にも、今日は缶入りのリアルゴールドを20本飲んだとか、うちのサークルの本はISBN番号が付いており国立国会図書館に寄贈しているので永久保管されてるとか、今はダメだけど昔はコピー本でも所蔵してくれたので手元に在庫のない既刊本でも国会図書館に所蔵されてるとか色々言ってた。ここのサークルはWeb上で割引券を配布していて それを使えば100円引きになるほか、円周率割引というのもやっていて円周率をその場で暗唱すれば小数点以下の桁数に応じて割り引いて貰える。僕は小数第34位まで正しく覚えていたので34円引き。800-100-34=666円となった。ぞろ目だと喜ばれる。1006円渡したら「おつりは…340円か?」と不安そう&お疲れのご様子だったので60円追加して400円のおつり貰う。
  • 波状言論東浩紀のサークル。新刊は落ちてて、既刊は売り切れてた。ギートステートの本とCDは残ってた。行ったら取材を受けていて、横を向いて取材の人と喋ってた。黙ってペーパーを貰うと、何故か竹本泉の事が延々と書いてある。コミケでFCの会報を貰ってたりしたらしい。そのあと別の店に行って戻ってきたら取材の人は消えていたけど、東氏は横を向いて本を読んでたんで、色々聞きたいことがあったけど逃げ帰る。
  • ロケット野郎。岡田斗司夫の店。スペースに近づいたら岡田氏は不在のようだったので「今日は岡田さんご不在ですか?」と聞こうと思ったら、そこにいた人がどうやら岡田氏らしいことに気づいた。冬コミの時より痩せてるし。列に並んで順番が来たので何か話しかけてみようと思い、「本当にダイエットだけでお痩せになったんですか?」と聞くと、「そう。ダイエットの本を出したくらいだからね」と手で指図するので見てみるとhttp://d.hatena.ne.jp/theta/20070811#p1で紹介した本が飾ってあった。今日の売り物はオフセ本2冊でそのうち一冊はフルカラー本。2冊セットで500円という。フルカラー本とオフセット本がセットで500円ってあり得ないだろ常識的に考えてと思うと、岡田氏があたかも“正月の縁日にインチキくじ引きで小学生からお年玉を巻き上げるテキ屋のおっちゃん”みたいに見えてきた。まあ500円だったので買ったのだが、本当にフルカラー刷りで、そのうえ内容も共感させられた。帰り際、スペースを囲んでいる人たちに「コミケは鞄が一杯になるまで本を買うものでしょう!」(∴君たちもウチの本を買いなさい安いんだから)と言ってた。いい人だ。