セキュリティホール memo＆id:Briareos:20070227経由。
花粉症は「甘え」だとか「気のせい」だとか「運動しないから」とか「深層心理が花粉を嫌ってるせいだ」等々花粉症に対する無知＆偏見を今まで色々見聞きしてきた。
ある人から「花粉に慣らすために花粉をもっと摂取すればいいじゃないの？」と言われたことがあるが、そのときは酷くなるだけですよ、と説明しておいた*1。
どうもこの発想は自然なようで、杉花粉症対策として杉花粉を大量摂取する療法（？）があるらしい。アレルギーなんだから食べるのも駄目なんじゃないかと思っていたが、実際に食べた人が重体になる事故が起きたらしい。
第一報；
●花粉対策食品で意識不明-４０代女性（東京新聞）
厚生労働省と和歌山県は二十六日、同県内の四十代の女性が花粉症対策用の健康食品をのんだ後、全身にアレルギー反応が起こり、一時意識不明になったと発表した。既に快方に向かっているという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070227/mng_____sya_____015.shtml
（ウェブ魚拓）
後追い記事；
●女性一時重体のスギ花粉加工食品、製造元が回収開始（読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070227i106.htm
花粉症対策商品として販売されたスギ花粉加工食品「パピラ」を飲んだ和歌山県内の４０歳代の女性が、全身性のアレルギー反応で一時意識不明の重体になった問題で、製造元の「健森」（山形市）は２７日までに、販売業者を通じて自主回収を始めた。
（ウェブ魚拓）
やっぱり食べるのもダメみたい。
セキュリティホール memoによると製品名は「パピラ」で、杉花粉症に奇跡的に効くかのような宣伝を行っている模様。
google:パピラ 花粉 現時点でのウェブ魚拓によるキャッシュ
ひどいなあ。
*1:たとえて言うなら漆にかぶれた所に漆を塗り込むような物
