慶事

そういえば触れていなかったが、9月6日は国民的慶事があったのであった。実にめでたいことである。ネットでも注目されていただけに、感慨もひとしおである。一時はどうなることかと誰もが思っただろう。まずは素直な気持ちでおめでとうございますと申し上げたい。
しかし、単純に喜んでいても良いのであろうか。伝統を受け継ぐためとはいえ、かなり無理を重ねたのではないかという気がしてならない(そもそも伝統といっても、今の形になったのは明治以降、高々百年余の「伝統」である)。国民の目から隠された権力闘争めいたものもあったのだろうと想像する。しかし、賽は投げられた。この出来事が数十年後の日本にどのような影響を与えるのだろうか、いささか不安なしとはしない。

●めでたい日に思う
http://www.h-yamaguchi.net/2006/09/post_3863.html