コンクリート

コンビニで『ナニワ金融道』の作者が書いた本を立ち読みしていると、作者曰く

  • マンションを買うのはコンクリの固まりを買うようなもの
  • 固まった後のコンクリは出来が解らないから危険
  • そもそもコンクリなんか1リューベ*11万円。何千万円も出して買う物ではない

といった主張が書いてあった。
へぇ、たったの1万円なのか*2…と思っていたのだが、先日「積算資料」、という雑誌を見てみると、地方・種類によって異なるが1リューベ辺り1万2000円〜1万5000円位の価格がかかれていた。ちょっと高いな…と思っていたが、住宅セルフビルド系のウェブページを見ていると、ある人が1リューベ辺り1万5000円で買って基礎打ちをしているようだった。
詳しい人に聞いてみたところ、「積算資料」に載っている価格は最安値、販売者がもらえる金額で、しかも山ほど買う場合の単価なのであって、個人が買いに行ってもその値段では売ってくれないものだという。工務店経由で頼んだら管理費もかかるし。
逆に、工務店に見積もりをさせて、その数字の妥当性をチェックする際に「積算資料」を使うのが良いという。何しろ客観的な数字だし。
おもしろい話を聞けた。

*1:リューベ…コンクリートの量の単位。立方メートルと等しい

*2:そもそも鉄筋コンクリート造りの建造物は鉄骨や鉄筋が入っているので1万円云々のたとえは暴論。