一昨日の友人との会話。
友人AとIRCでchatしていると、なにやら憤慨している様子。聞いてみると、どうも朝の番組で民主党員が“国債の残高なんかたいしたこと無い”といった趣旨の発言をしたらしい。
発言の真意はともかく、国債というか、国の借金は途方もない額である。
むかし、サークルのAPA君が「借金というのは完済するか踏み倒すか二つに一つ」と言っていたのを思いだした。
その後、民主党議員の資産公開の話をした流れで、持ち株や日経平均から景気の話になった。
景気の話というと、そういえば量的緩和策を転換とかいう話があったが、アレって何?と思い聞いてみた。まとめると、
- 単に、銀行がお金持ってきだしたから必要なくなった
- 金融危機は脱したってことで、貸出残高もやれやれ増えてるみたい
- 持ち合い解消の売りがなくなって→貸出残高が増えて→企業倒産が減って→いよいよバブルの処理は国債を残すだけなのかな
と言うことらしい。話が国債にループしてしまった。で、国債はどうするのかというと、Aは言った。
増税かデフォルトしかないね。あとはインフレ。
いちばん良いのはインフレで、その次は所得税の増税らしい。というのも、消費税を上げると株価が下がるかららしい*1(消費税を上げたって物を買わないわけにはいかないんだから、消費は落ち込まず、世間に影響はないと思っていた)。
すると、自民党の現在の政策(増税策)は「正しい」ということになる。
と、ここでふと思った。話の最初に出てきた民主党議員は、自民党との差別化のため増税に反対して有権者にアピールする必要があるので、増税が必要な根拠である国債残高を過小評価する必要があったのでは無かろうか。知らないけど*2。
それはそうと、こういうゲームがある。
●「財務大臣になって予算を作ろう」ゲーム
http://www.mof.go.jp/zaisei/game.html
厳しい予算をやりくりし、「プライマリーバランス赤字」をゼロにするのが勝利条件。年金・医療・公共事業・教育・防衛・地方交付税交付金・税制改正等の現在の値を±50%の比率でいじくって予算をたてる。ここでくせ者なのが「税制改正」というやつ。要するに増税するか減税するかというのをここで選ぶ。
このゲームをやってみて気づいたのだが、教育予算とやらは防衛費に匹敵する額である(防衛費よりはちょっと安いけど)。どっちも額としては多いが、私なんぞは“防衛費を削ったら外国が攻めてくるかもしれないけど教育費を削ってもそんなことはないから削りやすそうだ”などと考えてしまう。
さて、どうすれば「プライマリーバランス赤字」をゼロに出来るのだろうか。
<書かずもがな>※A君の発言については本人に了解を得て書いていますが、聞き違い記憶違い等の可能性もあり、文責はthetaにあります。書かずもがな>